設計事務所の選び方|こだわりの注文住宅設計なら、松本勇介建築設計事務所|福岡
工務店やハウスメーカーに依頼する場合は、モデルハウスや模型など建物の完成形をイメージでき、正確な見積もりを確認したうえで契約することができます。しかし、設計事務所に注文住宅を依頼する場合は、完成形や正確な費用が把握できないまま契約するケースもあります。
施主様やご家族様の希望を形にするお住まい。人生の中での大きなお買い物ですから、後悔していただきたくありません。そこで初めて注文住宅を検討する方にもわかりやすく、「失敗しない設計事務所の選び方」を、福岡の住宅設計を手掛ける「松本勇介建築設計事務所」がお伝えします。
設計事務所との相性はよいか?
ご相談から施工、住宅の引き渡し、その後のフォローまで、長いお付き合いとなる住まいの建築設計事務所。事務所と信頼関係を保っていけるのかどうか、最初に相性をしっかりと判断することが大切です。
施主様と建築・設計事務所とのトラブルの多くは、コミュニケーションに原因があるとされています。相談に親身になってのってくれるか、意見に耳を傾けてくれるか、細かいことでも理解できるまで丁寧に説明してくれるかなど、大きな買い物をまかせるのにふさわしい事務所であるかどうかを見極めましょう。
コストマネジメント能力はあるか?
コストマネジメント能力とは、「設計の段階でその家の工事費を判断する能力」「施主様の希望を盛り込みながら見積もりを予算内に収める能力」です。
この能力の有無を契約前に施主様が判断するのは難しいことですが、実績数や作品集のチェック、実際に手がけた建物の見学、他の施主様から話を聞いたりすることで、ある程度の確認が可能です。
設計能力はあるか?
設計能力と聞くと、間取りやデザインの提案力をイメージする方も多いと思います。もちろん、それらの能力も大切ですが、例えば、建築物内部に雨水が浸入しないようにする細部の仕組み「雨仕舞(あまじまい)」などのように、住宅の性能面にかかわる設計能力にも目を向けてください。
実績を重ねながら磨いていくものなので、なかなか判断するのは難しいものです。しかし、設計能力はコストマネジメント能力と同様、実績数をチェックしたり、実際に手がけた建物を見学させてもらったり、ほかの施主様から話を聞いてみたりすると、建築士の力量を知ることもできます。
デザインが好みに合うか?
設計事務所や建築家ごとに、デザインの傾向は違います。過去の作品集などを提示してもらい、施主様、ご家族様の好みに合っているかどうかを確認しましょう。
ここで大切なのは、細部にこだわらないことです。個々の依頼主の要望が反映された建物ですので、好みに合わない箇所があるのは当然です。たくさんの作品に共通するイメージ、テイストをざっくりと感じ取って判断しましょう。
観察能力はあるか?
設計能力と並んで重要なのが監理能力です。施主様が確認した図面通りに施工業者が工事をしているかをチェックしたり、図面には表すことのできない細かな部分の仕上げ方などを工務店に指示したりするのが監理業務です。いくら設計がすばらしくても、適切な監理ができてないと、理想の住まいは実現できません。
適切に監理を行うためには、平均して週に1度のペースで現場に足を運ぶ必要があります。事前に監理のペースを必ず質問し、確認しておきましょう。
失敗しない設計事務所の選び方
- プランはもとより、まず「人」を見て選ぶこと
- 能力だけでなく、ご自身との相性のよさも考慮して、総合的に判断すること
- デザインの好き嫌いだけで判断しないこと